こんにちは、管理人のkujiraです。

今回は最近話題になっている「釘曲げ問題によるパチンコ台の撤去」について客観的な事実やソースをなるべく示した上で、わたしの見解も追記してまとめていきます。

一般入賞口に玉が入らない問題

2015年6月23日

最近話題となっている、一般入賞口に玉が入らない問題や、パチンコ台撤去の問題。

事の発端は、警視庁保安課によって「全日遊連、日遊協、同友会、余暇進、PCSA、日工組」の6団体に「デジパチに関して一般入賞口に全く玉が入らないぱちんこ遊技機について」と題する通知文書を送付されたのが問題の始まりです。

ソースはこちら : 遊技通信 一般入賞口に全く玉が入らないぱちんこ遊技機」で警察が業界団体と各県警に通知

 

内容をまとめると、保安通信協会の試験では一般入賞口(通称:おまけ穴)に10分間で合計数十個の玉が入る台としてテストに合格している。
しかし、ホールに出回っている台では「全くおまけ穴に入らない台」がある。
その件に関して、釘曲げによる不正改造であることが懸念される。

こういった連絡を警察からパチンコ業界に通告した、といった内容になっています。

この段階では、「ホールが不正に釘を曲げて台を改造しているのではないか?」という警察の懸念が通達された 、といったレベルのお話しになっています。
 
 

2. 一般入賞口問題でホールの実地調査を開始

2015年6月~

警察の指導を受けて自主的にやり始めたのか、どこからか依頼を受けて始めたのか、詳しいことは分かりませんが、パチンコ店に関する日本の一般社団法人である遊技産業健全化推進機構といった団体が一般入賞口に関する調査を行なうことになりました。

 

東京都遊協独自の遊技機検査機構である健全化センターが、東京都内のパチンコホールを対象に、一般入賞口への遊技球の入賞状況について立入り実態調査を開始する。調査開始日は10月1日。 調査方法は、内偵を前提に、調査員が1店舗3台、1,000発の遊技(4円パチンコだと4,000円、1円パチンコだと1,000円分)により、一般入賞口への入賞状況を確認するというもの。調査により、一般入賞口に1玉も入賞しなかった場合、「全く入らない遊技機」とみなされ、その後の是正指導でも改善が見られない場合、行政へ報告することとした。

 

ソースはこちら : パチンコ・パチスロ業界ニュース『遊技日本』 釘の実態調査開始

 

 

それでも改善されない一般入賞口問題

2015年9月10日

独自の調査と、一般入賞口へ玉を入れるよう再三注意を促したにも関わらず、一般入賞口入賞の入賞問題は解決されませんでした。

このように警察の注意勧告を半ば無視している状態が続いていくこととなります。

 

遊技産業健全化推進機構(五木田彬代表理事)は9月10日、都内千代田区の連合会館において定例理事会を開催。理事、監事ら計15人が出席した。定例理事 会では、11月12日に臨時社員総会を招集することを決議したほか、遊技機性能調査に関して進捗状況及び今後の対応を協議。一般入賞口に入賞した遊技機台 数の割合が8月の調査で減少したことについて「良くない状況であるとしか言えない結果」とし、全国の誓約書提出ホールに対して早急な改善を求めるととも に、今後も遊技機性能調査の結果概要を社員団体並びに業界誌に提供していくことを確認した。

 

ソースはこちら : パチンコ・パチスロ業界ニュース『遊技日本』 遊技機性能調査、「良くない状況」

 

 

 

ついに警察の雷が落ちる

2015年11月17日

同年8月までの調査結果によれば、全国161店舗258台の遊技機について、約6割が一般入賞口に全く入らず、残りの約4割についても、10分間に10個も入らないとのことであり、検定機と同性能のぱちんこ遊技機が1台も発見されない

 

しかしながら、本年1月の全日遊連に対する行政講話に端を発し、再三に渡りこのくぎの問題を是正するための業界を挙げた取組をお願いしてきました が、遊技客が遊技をする時点の遊技機性能において、一体何が改善されたのでしょうか。また、改善という結果までいかなくとも、今後の是正策としてどのよう な具体策や方針が示されたのでしょうか。

行政からうるさく指摘をされないようにするには、どの程度、一般入賞口に玉が入ればいいのか、ホールもメーカーもそのことばかりに気を取られているのではないか、業界の今年の動きを見るに、そのように考えざるを得ません。

行政が求めていることは、至極当然のことですが、検定機が検定機の性能のまま遊技客が遊技できる環境にするということであります。そのためには、検 定機の性能のまま営業所に設置され、その状態が継続して維持される営業環境にする必要があります。一般入賞口に何個入ればいい、というレベルの話ではあり ません。

この当たり前のことを、今後のくぎ問題の是正を考える際の前提とするよう、考え方を改めていただくことが、今回当庁から要請した遊技機の回収・撤去 を実現する出発点とすべきではないでしょうか。この前提に立たない限り、いくら業界を挙げた回収だと声高に叫んだところで、今後もお茶を濁すような対応が 繰り返されるばかりで、状況の改善が進むことは期待できません。

 

このように、警察庁保安課の大門雅弘課長補佐が行政講話を行ないました。

今まで再三指導してきたのに、検定のときと同じ性能の台が1つもホールに無い、といった内容ですね。

今までの注意だけで終わることなく、業界全体に向けたかなり厳しい指導が今後予想される展開となりました。

 

ソースはこちら : パチンコ・パチスロ業界ニュース『遊技日本』 パチンコ釘問題などに言及/警察庁・大門課長補佐講話
 
 

不正な釘曲げはメーカーもやっていた!

2015年11月17日

同年8月までの調査結果によれば、全国161店舗258台の遊技機について、約6割が一般入賞口に全く入らず、残りの約4割についても、10分間に 10個も入らないとのことであり、検定機と同性能のぱちんこ遊技機が1台も発見されない事実からすると、メーカー出荷時に既に性能が異なっている可能性も 払拭できないことから、日工組に対し、その可能性に関する調査を依頼させていただきました。

その後の日工組からの報告としては、メーカーがホールに出荷する時点において、既に検定機と異なっている性能となっている可能性があるとのことであり、それを踏まえ、該当する型式に係る遊技機について、業界を挙げた回収を今後進めていくとのことでありました。

 

ソースはこちら : パチンコ・パチスロ業界ニュース『遊技日本』 パチンコ釘問題などに言及/警察庁・大門課長補佐講話

 

上記の引用の通り、パチンコ業界側の日工組が警察に以下のことを宣言したことになります。

  • 一般入賞口の問題はホールの釘曲げだけでなく、メーカーが検定機と異なる性能(釘曲げ)を行なって出荷している可能性があること
  • また、そのように検定時と性能の異なる製品を出荷している台に関しては業界を挙げて回収すること

 

このように、日工組が 「ホールが不正な釘曲げをしているという話に留まらず、メーカー側も検査で合格した台と異なった性能の台を流通させている」 という報告を警察にした ことになります。

そのため、単にホール側の問題だけなく、台を撤去するという大きな話に発展した のです。

そりゃそうですよね。
試験に合格してない台を流通させたんですもの。
 


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メーカーはどうやって検定を通したか?

ここからはあくまでもわたしの想像と見解による話となります。

というのも、メーカー的には当然健全に検定を通しているという建前になっているので、具体的な物証がないからです。

それでも想像の付く範囲で、日工組の言う「検定機と出荷時で性能が違う」とは一体どのようなことなのか考えていきたいと思います。

 

詳しくはソースを見て欲しいのですが、型式検定の規則として以下のものがあります。

別表第4 ぱちんこ遊技機に係る技術上の規格(第6条関係) (1) 性能に関する規格

ロ 遊技球の獲得に係る遊技機の性能に関する規格は、次のとおりとする。

(ホ) 遊技球の試射試験を10時間行つた場合において、獲得する遊技球の数のうち役物の作動によるものの割合が7割(役物が連続して作動する場合における当該役物の作動によるものの割合にあつては、6割)を超えるものでないこと。

ソースはこちら : 遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則 (昭和六十年二月十二日国家公安委員会規則第四号)

 

分かりやすく言うなら、「10時間の試射試験の時に、アタッカーによる出玉が6割を超えるものでないこと」ということです。

 

これを聞いてどう思いますか?

はっきり言って、ホールでこんな台を見たことがありますかね??

今出回っているデジパチって、出玉の8割以上がアタッカーによる物になっていませんか?

牙狼なんか見ても、おまけ穴やヘソ、電チューによる出玉が、アタッカーの4割以上となっているとはとても思えないですよね??

ここにからくりがあって、実は検定を通す用の台としてスペシャルの物をわざわざ製作するという話があります。
といっても、別に台を開発するわけではなく、検定として納める台だけ特別な釘調整をするという意味です。

具体的にはこのような釘調整をしていると考えられます。

  • アタッカーに極端に玉が入らないような出玉削りの釘調整をする
  • アタッカーが開く状況にならないように(なかなか当たらないようにするために)ヘソ釘に玉が入らないようヘソ釘を閉める
  • アタッカー以外の出玉を増やすため、おまけ穴の釘をガバ開けにする
  • ヘソに玉が行きづらく、おまけ穴に玉が行くよう、外側へこぼれるように寄り釘を調整する

 

おそらく、このようにしてメーカーは型式検定を通すためのスペシャルな釘調整の台を用意することで、「10時間の試射試験の時に、アタッカーによる出玉が6割を超えてはいけない」という項目を掻い潜って検査をパスし、ホールに台を販売しているのでしょう。

ホールに販売する台は当然ノーマル調整の台ですから、検定のときと同じ性能を示すはずがありませんね。

 

メーカーが保通協の型式検定を通すときのインチキ具合が書いてある面白い記事があったので紹介しておきます。

団塊おやじのパチンコ日記 立ち回り3.4.1 一般入賞口の出玉と風営法

当然公的な文書等ではありませんが、核心を突いた内容となっているなとわたしは感じました。

 

結論

そもそもメーカーは、型式検査に合格するような台を開発する努力をするべきなはずなのに、型式検査に合格するはずのないギャンブル性の高い台を開発し、試験だけインチキをして通す方式をずっと取ってきた。

このツケが回ってきたのが、パチンコの台撤去につながった、これがわたしの見解です。

 
ご覧頂き、ありがとうございました!

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